漢方の魅力②
改めて漢方を勉強し始めた
初めて漢方の考え方を知ったのは大学生の時でした。それから15年近く、食べ物や健康を学んできました。最近の興味はエネルギーや心のあり方など、スピリチュアルの分野にも広がっています。そんな中で、改めて『心と身体は繋がっている』ということを意識し始めました。
『病は気から』とは言いますが、まさにそう!
身体の不調の9割は意識からきているという説もあります。
ただ、気持ちや感情は目に見えず、数値で測ることも難しい。どうやってわかりやすくすることができるのかなぁと考えてました。
そんな時に漢方を思い出しました。
漢方では感情と臓器がどのように繋がっているかを系統立てて説明できます。また、その解決法(対処法)もあります。さすが中国4000年の歴史!
うまくいけば、身体の不調からのアプローチも心からのアプローチもできるのではないか?と思って改めて漢方の基礎を学び始めました!
森羅万象と陰陽の教え
漢方は学ぶと奥が深い!
ヒトは宇宙の一部であるという哲学的が前提です。ヒトの身体も小さな宇宙の生態と考えるとロマンが広がります。
また、全ての物事は陰陽に分けることができます。
広辞苑で『陰陽』を調べると、
“易で、相反する性質をもった陰と陽の二つの気。月・水・夜・冬・女・静などを陰とし、日・火・昼・夏・男・動などを陽とする。”
とあります。
漢方的にヒトの身体をみる時も陰陽に分けて考えます。
陰と陽はどちらも大事な要素で、どちらかがなくなることはない。一方に偏ると、バランスをとって偏りを減らしていくように物事は動くのだと。
二極化が進む社会であっても、いずれはその構図はバランスを取るようになるのだと。
そして、白か黒かと極端な思考になりがちだったわたしには、濃いグレーもあるし薄いグレーもある、色は一定じゃなく変化するのだとイメージできて気持ちが楽になりました。
この視点を持つことができたのは、大きな収穫でした。
漢方の症例検討はまだまだこれから。
この先も学びがますます楽しみです!