漢方の魅力
西洋医学と漢方の違い
わたしは漢方の考え方が好きです!
(現在スクールで勉強中なのでまたどこかでネタにします。)
頭痛の症状があった時、西洋医学では痛みを取り除く薬を処方して対処します。頭痛の症状があれば、だいたいの人が同じ薬を出されます。
漢方では、その頭痛がどこからきているのかを判断し、その根本原因を解決する漢方薬を処方します。そのため、同じ頭痛でも人によって処方される漢方薬が異なります。
西洋医学の場合は即効性があり、痛みからはすぐ解放されますが、根本原因を改善しない限り頭痛薬を頼ることになります。
漢方は、患者さん個人を診て、身体の不調が根本解決できるってすごいな、と思ったのが漢方をひいきにするようになったきっかけです。
それと同時に、そんなにすごいのに西洋医学の方が一般的である現実を不思議に思いました。
漢方の歴史
漢方は約2000年前に中国から日本に伝わりました。中国から医学を学びながら、日本の風土に合わせて発展してきたのが、現在の日本漢方です。
一方、江戸時代にオランダから西洋医学が入ってきて、「蘭学」と呼ばれたところから、区別をつけるために今までの医療を「漢方」と名付けました。日本人にとっては、漢方の方が歴史が長いのです。
ただ、政治的な背景で現在の日本の医学部では西洋医学を学ぶことになり、医者は西洋医学が必須となっています。
日本の医療に思うこと
事故などの大怪我や、手術を伴う病気の場合、西洋医学的な処置が有効です。命を繋ぎ止めるのは現代医療の成せる技であり、医療関係者の努力と研鑽に感謝ばかりです。
現代は生活習慣病やストレスからくる病気、病院に行くほどではないけど、便秘や冷え等の辛い症状が多いと感じます。アトピーやアレルギーに悩む方の話もよく聞きます。そのような時には漢方が有効だと感じます。
ただ、漢方は根本原因を改善することを目的としているため、手間と時間がかかります。そうゆうのを煩わしく感じて、手っ取り早く薬を飲んで対処したい患者さんが多いのも、西洋医学優位な理由のひとつかな、と思ったりします。
人それぞれ、西洋医学、漢方どちらもどんな考え方をするかですね。